突然ですが、先日、家族で話をしているとき、
「そういえば、今年でお母さんの介護はじめて20年だねぇ」
と気が付きました。
以前のブログでも書かせていただいたのですが、私の母は50代から病気のために体が不自由になり、介護が必要な体になりました。
その母の介護をはじめてから、在宅介護で15年、施設に入って5年、で今年でちょうど20年になるのです。
それで、そんな経験豊富?な私が、このような仕事をさせていただいてるのですから、何かわたくしならではの有益な情報を皆様にと考えまして、思いついたのが今回のタイトル。
「正直、これ買わなくてよかったよね、という介護グッズ3点!」
なんだか、どこからか拝借してきたようなタイトルですが(笑)間違いなく完全オリジナルな私の体験をもとにお伝えします。
では張り切ってまいりましょう!
その1
陰部洗浄用シャワーボトル
これは値段は700円くらい、形は点滴のボトルに蛇腹の注ぎ口がついて、先に小さな穴がいくつか開いていて、お湯がシャワー状に出てくる、というような商品でした。
オムツ交換時に陰部を洗うための道具で、価格もそう高くないので購入したのですが…。
うまくシャワーにならない…。ただお湯がじょぼじょぼ、っと出てくるだけ。
しかも穴が大きいので結構大量にでてきて、シーツをぬらすことしばしば。
すぐに使わなくなりました(;^_^A
その2
スライディングシート
価格は3000円ほどだったでしょうか。
これはベッド上で自分で動くことのできない人を移動させるときに使用する、滑りの良い布でできたわっか状の布です。
身体の下に敷きこんでから体を動かすと滑って簡単に引っ張れる、という代物です。
これは確かに楽に動かすことができるのですが。
ゴミ袋を下に敷くことで代用ができるので、わざわざこれを専用に購入する必要はなかったなぁ、と。
ただでさえ病人さんのベッド周りはいろいろアイテムでごちゃごちゃしがち。
どこかに片づけられて使うことはほとんどありませんでした。
その3
ベッド上で端座位になるための背もたれ座椅子
これはベッドの側面から足をおろしてベッド上に座ったときにつかう背もたれのみの座椅子です。
これがあれば、車いすにうつさなくても座ってご飯を食べたり、テレビを見たりできるよね、ということで期待に満ちて購入しました。
価格は1万数千円と最も高価。
それもそのはず、背もたれのみの座椅子、という不思議なグッズです。
もたれても倒れないように、とてもしっかりした金属部分と安定感のあるクッションでできた背もたれが合体した商品です。
そう、とてもしっかりした金属部分、それはすなわち、とても重いのです。
それを広げて、座らせた母の背中にセッティングする。
はっきり言って車いすに移すほうがだんぜんラクでした。
ということで、全く使用せず、押入れの肥やしに。クッション部分で猫が爪を研いでボロボロになって捨てられました(;^_^A
なんだか、書いててちょっと悲しくなっちゃいました(笑)
今度は買ってよかった介護グッズについて、お知らせしたいですね。
なお、商品名、価格については私の記憶に基づく非常にあいまいなものになっています。ご容赦くださいませ。
ではでは、担当-Nでした!