先日、「関西の寺あそび」という本に載っている、奈良の大和郡山市にある「慈光院」というお寺に行ってきました。

このお寺は千利休の子・千道安の流を汲む桑原宗仙から茶の湯を学んだ、片桐石州が創建。
参道、座敷や庭園、小間の席など、茶の湯に必要な場が境内に集約された、全国でも貴重な茶席寺院とのこと。

この日は少し暑い日でしたが、開けっ放しにされている書院に吹き抜ける風は心地よく、時より風に乗って奥にある本堂から、ほのかに甘いお線香の匂いが漂ってきます。
また、参拝者には書院での抹茶とお茶菓子の接待がついており、遠く連なる大和の山々を借景とした素敵な庭園を眺めながら、お茶を頂きました。
平日だったこともあり、人が少なく、ゆったりとした時間が流れていき、心が落ち着いて何時間でも居たいと思いました。

私は本堂から漂ったお線香がとても気に入り購入し、家でも時々お線香をたいて素敵な時間を過ごしています。
担当ーm