はじめに、先日の台風で被害にあわれた方にお見舞い申し上げます。

皆様は台風の夜、いかが過ごされたでしょうか?

私の家は3階建ての木造家屋なもので、風が吹き抜けるたびに家が揺れ、結構な恐怖でした。
夜中には、ひときわ大きな物音がして、びっくり!
お隣のベランダからトタン屋根が一枚はがれて、我が家のベランダに飛び込んできていたのです。
いつもの台風とは一味違う体験でした。

夜が明けて台風一過。
青空が見えたときは皆様もほっとされたのではないでしょうか。

バイクに乗っていつものように出かけると、道には風で折れてしまった、驚くほどの大きな枝や、葉っぱが散乱。
場所によってはそういうモノたちが、アスファルトを覆いつくしてしまっているところもあり、スリップしそうで怖いところもありました。

患者さんのおうちでも
「お隣から雨どいがとんできた」
「お向かいの家の木が倒れそうになっている」
などいろいろな話をうかがいました。

なかでもある患者さんのお宅では夜中に何度か停電があり、大変だった、とのこと。
その患者さんは、在宅で酸素を使用されており、停電するたびにその機械が止まってしまって、何度もスイッチを入れなおしてはまた止まる、という繰り返しだったそうです。

また痰の吸引を行っている方などは、もしも必要なときに吸引機が使えなくなったら、と思うと心配だった、とおっしゃっていました。

今はいろいろな医療機器がおうちでも使えるようになり、それらが在宅介護を支えてくれていますが、やはり非常電源などを持たない一般家庭では、災害などの際に対応しきれない部分が出てくるんだろうなぁと、改めて考えさせられた、台風一過の訪問でした。

担当-N