はじめに、今回の大阪北部を襲った地震で被害にあわれたみなさまに、心からお見舞い申し上げます。

避難生活を余儀なくされている方もたくさんいらっしゃると思います。

大きな被害はなくても、大切なものが壊れてしまって悲しい想いをされた方、突然の強い揺れに恐ろしい想いをされた方、皆さん程度の違いはあっても、大きなストレスを感じる出来事だったと思います。

まだまだ余震や、断層が動いたことによる、さらなる別の地震の誘発も心配されており、心から安心するには程遠い状況ですよね。

そんな時にどんなことをブログに書くのがいいのかなと、いろいろ迷ったのですが、ちょっと前から温めていたネタをそのまま使うことにしました。

駄文ですがお時間ある方はご一読くださいませ。

ときどき、患者様やご家族から「今日はちょっとしんどいからリハビリお休みします」という連絡をいただくことがあります。
すでに患者様の方で「休む」と決めておられる場合は、お休みにしますが、「先生どうしたらいいでしょう」と相談された場合は、最近私は「しんどいときこそ行かせてください」とお願いしています。

そもそもみなさん、「しんどいから休む」と思われるのは、リハビリ=訓練だと思われているから、だと思うのです。
訓練、ってしんどいですよね。だから体がしんどい時は休まないと、と思うのはもっともなことです。

ただ、確かに訓練もリハビリの重要な一面ではありますが、リハビリってそれだけではないのです。

わかりやすいところでいうと、整形外科のリハビリ室、を思い浮かべてもらえればよいと思います。

みなさん、どちらかというとバリバリ訓練をしている、というよりは、電気を当ててもらっている姿のほうがイメージしやすいのではないでしょうか。

あの電気、何のためにあてているか、というと、筋肉や血管に働きかけて、傷んだ組織の修復を早めたり、痛みを和らげるためにあてています。

それって、訓練ではないですよね。

そう、リハビリには「訓練」だけではなく、「体の組織の修復を早めたり痛みを和らげる」という治療的な側面もあるのです。

だったら、しんどい時にリハビリを受けない、なんてもったいない!

はい、ここで私たちの出番です!

ホームページをご覧いただいている方ならおわかりいただいていると思いますが、私たちの保有している国家資格は

「鍼灸あんまマッサージ指圧師」

です。

まさしく、手や、鍼を使って「筋肉や血管に働きかけて組織の修復を促したり、痛みを和らげる」のが仕事です。

「いやいや、でもしんどいって、いうのは腰痛とか神経痛とかではないから」

そう思われる方。

東洋医学には「不通則痛」という言葉があります。「つうじざればすなわちいたむ」とよみます。
要は、ちゃんと血がめぐって栄養や酸素が行き届いていないところは痛くなる、ということ、です。
(本当は血だけではないんですけどここは割愛します)
わかりやすいところだと、正座してたら足が痛くなる、というのもそれですね。

なんとなくしんどい、の正体は実はそういう血のめぐりの悪さからくる、微妙な痛み=だるさ、ということが大いにありえるのです。
なので、私たちの施術を受けていただき、血のめぐりがよくなることで、体が楽になる、ということは十分に考えられます。

そして、体が早く楽になれば、また「訓練」も早く再開できますよね!

なので、私たちの施術は、しんどい時こそ受けていただきたい!と強く思っております。

補足、うかがってみて、感染症による高熱など、マッサージの不適応症状だと判断した場合は、その時点でお休みにさせていただいています。

担当ーN