ときどき、勉強もかねて鍼治療をうけています。

先日の治療で私のお腹を触った先生。
「最近、なんか悩み事できた?」
と、占い師のような質問。

私「悩み事はいつでも大なり小なりありますけど、まぁ最近、同じことについて、つい考えてしまうことはあるかなぁ」

先生「考えすぎやねん、それがお腹にでてる」

私「でも考えるなと言われても、どうしたらいいんですか?」

先生「体をうごかせ」

…はいはい、要は運動しろってことですよねー、わかってまーす。
と内心思いつつ、態度にはあらわさないようにしました(;^_^A

 

で、数日後、飼っている猫たちに朝ごはんを用意していた時のことです。
いつものことですが、先に食べ終わった猫が、まだ食べているの猫のところにやってきて、盗み食いをしようとします。

「こら!」

というと、そのときはさーっと立ち去り、爪とぎで爪をバリバリと研ぎます。

そしてそのあとは、何事もなかったかのように、また同じようにやってきて盗み食いをしようとします。

毎日の恒例行事ですが、これを見ていてふと、

「あ、こーゆーことか」

と私は思ったのです。

きっと盗み食いしようとした猫は、私に怒られて、嫌な気持になったはずです。
でもごはんは欲しい!でも狙いに行ったらまた怒られる!あー、どうしよどうしよ!
考えているうちに、残りのごはんはどんどんなくなっていきます。

で、考えるのをやめて、爪研ぎ=体を動かしてきたんだな、と。

そして彼女(女の子です)は全く何事もなくまた盗み食いの機会を狙うことができるわけなんですね。
まぁ、また怒られるんですけど(笑)運が良ければ、目的を達成することもできるわけなのです。

彼女の場合、なくなるのはごはんですが、これを時間に置き換えれば、この行動がいかに大切なことか、よくわかります。
考えてばかりいて動けなくなっているうちに、貴重な時間を失ってしまう。
それくらいなら、全然関係ないことでいいから体を動かして、いったんその考えをとめることで、また新たな気持ちで、取り組むことができたほうがずっといいな、と。

いやぁ、本当に、今回のことだけでなく猫には教えられることがたくさんあります。
また機会がありましたら、ご披露したいとおもいます。

あ、もちろん、最初に鍼灸の先生に指導していただいてたから、気が付けたので、鍼灸の先生のおかげです!
と、別に読まれてはいませんが、一応フォローしておきます(笑)

担当ーN