*「難しそう」と思われた方は、
文章を読まずURLをクリックして見ていただくだけでも構いません。

訪問でマッサージやリハビリを利用していただいてる方の
多くが介護保険を利用されています。
介護に関わる人(ケアマネ、訪問看護師など)との間で使う用語の中には
専門的なものがあり、その中でも「ADL」という言葉は比較的よく使われます。

ADLは「Activity of Daily Living」の略で、日常生活動作のことです。
いくつか評価方法があり、それによって項目の数が違うのですが、
入浴・着替え・トイレ・移動・排尿・排便・食事など
私たちが普段の生活で当たり前に行っている動作のことです。

文章ではわかりにくいですね。
例えば日本老年医学会のサイトに載っているのを参考にさせてもらうと

https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/tool/pdf/tool_09.pdf

これを使って、どれくらいできるかできないかをチェックし、
どれくら自立した生活をおくることができているか点数化するわけです。
(点数が高いほど自立した生活を送っているということになります)

そして、タイトルに書いたもうひとつの言葉「IADL」
聞いたことはありましたが、私自身は使ったことがなく詳しく知りませんでした。
(すみません)

IADLは「Instrumental Activity of Daily Living」の略で
手段的日常生活動作のことだそうです
「Instrumental(手段的)」という単語が入っていて、
先に紹介した「ADL」よりさらに複雑な動作を指すそうです。

またまた文章ではわかりにくいので、日本老年医学会のサイトを見せてもらうと

https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/tool/pdf/tool_13.pdf

電話・買い物・食事の準備・家事・洗濯・移動方法・服薬管理・財産の取り扱い能力
などの項目がありました。

ご家族の様子が今までとは違う、と最初に思われたとき、
「ADL(日常生活動作)」には問題ないことがほとんどです。
でも、やっぱりなにかおかしいと思われたときは、
「IADL(手段的日常生活動作)」評価シートを使って
何ができて、何ができないか、どんなことが心配なのかを
チェックしてみると、整理ができわかりやすいと思いますし、
どなたかに相談するときも役立つと思います。

担当I