突然ですが、皆様「オノマトペ」のこと、ご存知でしょうか?

オノマトペとは、擬音語、のことだそうです。

日本人、とくに関西人はやたらに多様しますよね(笑)

例えば、「シュッとした男前」など。

 

先日テレビ番組内で、このオノマトペを利用すると、だれでも卵が片手で割れるようになる、という実験をやっていました。
実験の結果は、街頭で挑戦した一般の人や、スタジオのタレントさん、いずれも成功、という素晴らしいものでた。

使った擬音はこの3つ。

「キュッ」「コンコン」「パカッ」

まず卵を持つときに「キュッ」
そして割れ目を入れるときに「コンコン」
最後に卵を開く際「パカッ」

なんだ、そんなことかと思いましたが、かくいう私も後日自分で試してみた結果、見事に成功。
オノマトペが持つパワーを実感したのでした。

なんでもその音の持つイメージが脳に伝わり、動作をスムーズに行うことができるようになるとか。

ほかにも素早く動かしたいときには「サーッ、と」よりも「サッ、と」の方がうまくいく、なども紹介されていましたよ。

考えてみれば、わたしもリハビリ中にこのオノマトペをずいぶん多用しています。

例えばじっくりと関節を伸ばしていただきたいときには「じわじわーっと」とか。
また力をいれて踏ん張ってもらいたいときには「ぐっと」とか。

でも、この番組を見てから、手足の指先まで神経をいきわたらせてしっかり伸ばしていただきたいときに使うオノマトペを意識して変えてみました。

今までは
「指先までピンと伸ばして」
とお声掛けしていたのですが。

「指先までスッと伸ばして」
に変えてみました。

何故変えてみたか、というと、ピンと伸ばしてください、というと患者さんによっては手や足を全体的にかためて棒のようにしてしまい、かえって動かせる範囲が狭くなってしまう方がいるのが悩みの種だったからです。

で、結果ですが、これが驚くほどの効果を発揮。

今まで棒のようにまさにピンピンに固めて手足を伸ばしていた方が、すらっと柔らかーく伸ばしてくださるようになったのです。

オノマトペ、すごいです!

皆様も何かの機会には、ピッタリくるオノマトペを厳選して、試してみると面白い効果を感じられるかもしれません。ぜひお試しください。

担当ーN