突然ですが、私の姉は自宅で鍼灸院をやっています。

その名も「花咲鍼灸室」

「おいおい、家族の治療院の宣伝かよ」と思った方、この治療院の名前が今回のブログのストーリーを語るうえで重要なのです。

治療院の名前は自宅の近くにある緑道で、さくら、夾竹桃、くちなし、金木犀など、四季折々の花が楽しめるところから、発想した、らしいです。

ところがこの緑道、確かにきれいな花は咲くのですが、足元を見ると近くの会社の人がお昼休みに残していったらしき、コンビニ弁当のパックや、ペットボトル、空き缶、そして多量のたばこの吸い殻、などで、実に美しくないのが現実でした。

治療院のHPで「美しい花が咲く緑道のほど近く」なんて紹介しておきながら、その緑道がゴミだらけ、とはいかがなものか。

というわけで、姉が週2ペースで緑道の掃除をし始めたのが去年の秋くらいでした。
ところが、拾っても拾ってもまたすぐに捨てられるごみに、姉はイライラ。

「毎日毎日、なんで自分のだしたごみも持って帰られへんの!」
「保育園の子供たちも散歩に来るのに!」

と最もな意見なのですが、私にもしょっちゅう愚痴をこぼす日々が続き。

「そんなに文句言うくらいならごみ拾いなんかやめとき!」

と私から怒られる羽目に。
これではいけない、と姉が思っていた矢先、

「ごみを路上に捨てている人は運を捨てている。だからごみを拾った人は運がよくなる」

という記事を何かでみたそうで、

「よし、これからはごみを運だと思ってひろうことにする」

と気持を切り替え、それからはごみ拾いにいっても機嫌よく、「今日もたくさん運を拾った!」と帰ってくることが多くなりました。

そしてわたしにも「一緒に運ひろいにいかへん?」と誘ってくるように。

ちょうど時期は12月。
年末ジャンボ宝くじも発売される時期になっていたので、もともとウォーキングで緑道を歩いていた私は、「どうせ歩くしなぁ、まぁついでか」と、その誘いに乗ってみることにしました。

で、実際ごみを「運」だと思って拾い始めるウォーキングをスタートすると。
思っていた以上に必死にごみを拾う私がそこにいたのでした(笑)

でもですね、ごみを拾いながらウォーキングをすると、とてもいいことがいろいろあることに気が付きました。

ごみは当たり前ですが、地面に落ちています。となるとごみを拾うためにはしゃがんだり、腰を折り曲げたりという動作が必要に。
単純に「歩く」だけのウォーキングに、「上下運動」という新たなエクササイズがくわわり、運動量もアップするのです。

加えて、日暮れの早い年末、ウォーキングはたいてい暗くなってからだったのですが、その中で小さく光るペットボトルや空き缶やコンビニ弁当ガラをまぁまぁの速さで歩きながら探すことは、動体視力を養い、視野を広く持つようになり、眼筋トレーニングにも!

そしてまぁまぁの速さで歩いているので、ごみを見つけると踵を返して取りに戻ることもあり、これは反射神経に効果が!(多分)

とまぁ、このごみ拾いウォーキング、一石二鳥どころか三、四鳥くらいいいことがありました。

おまけに当然ながら自分の住んでいる地域の環境美化に貢献できる!
皆様にもぜひおすすめしたいです。

で、肝心の拾ったはずの運の結果、ですが。

とりあえず、まだ宝くじで1等を当てるには足らないようです(;^_^A
というわけで、まだまだ頑張って拾いますよ!

担当ーN