いぬどう治療院のスタッフは全員女性です。女性なら誰しも小顔にあこがれる?昨今。

先日あるテレビ番組で顔のむくみをとる方法、最も効果的なのはどれだ!?という検証を行っていました。

検証されていた方法は4つ。

①蒸しタオルで顔を温める ②舌をくるくるとまわす ③顔をマッサージする ④耳を引っ張ってまわす

いずれも顔の血液やリンパの流れを良くしてむくみ=たまってしまった余分な水分を流すという効果を期待したものです。効果の検証は最新のカメラを使い顔を撮影し、顔の大きさの変化を3Dで計測する、というまさに顔がどれくらい「小さくなったか」がわかる方法で行われていました。

さて、皆さまどれが一番効果があったと思われるでしょうか?

正解は、②舌をくるくるまわす、でした。

その後お医者様が医学的に解説していた内容によると、舌回し運動によるむくみ改善の仕組みは以下のようになります。

舌を動かすことによってあごの骨や舌を動かすための筋肉が伸縮→その伸縮によってその中をとおる血流、リンパの流れが促進される→余計な水分を流すことができる

この舌回し運動が、ほかのどの方法よりも顔の広範囲の血流、リンパの流れに影響をもたらすことができる、ということがポイントです。ほかの方法はいずれも顔の表面にある血管や筋肉に作用することしかできないのにたいし、舌をうごかす、というのは顔の奥深いところにある舌やあごの骨を動かす筋肉にも作用することができるので、最も効果が高い、ということでした。

私はこの結果を見て、あー、自分が普段患者さんにしていることと同じなんだなぁ、と妙に納得。

というのも、マッサージというと、一般的には体の表面から「なでる、さする、もむ」といったことが連想されるとはおもうのですが、「運動法」というものもその中には含まれています。その名のとおり運動させる方法です。

これはやはり先ほどの舌回し運動と同じように「体の奥のほうの筋肉や血管まで動かす」ことにより、施術の効果を高めるために行っている、と言えます。運動、と一口に言っても患者さんにご自分でうごかしてもらうもの、私たちが動かすもの、と内容はさまざまですが、どちらも「動かす」ということで、表面から刺激を加える「なでる、さする、もむ」という方法だけでは得られない効果をもたらすことができる、というわけなのです。

あらためて、運動って大切なんだなぁという想いをかみしめながら、毎朝、小顔をめざして舌をくるくるまわしております。

担当ーN