「浜坂温泉保養荘」の画像検索結果2か月ほど前の話になりますが、母、姉、私の女3人で温泉旅行に行ってまいりました。

場所は兵庫県の日本海側「浜坂温泉」というところ。
地元の皆さんすみません、私は今回初めてこの名前をしりました。
なぜ、名前も知らないこちらの温泉になぜお世話になることになったかと言いますと。

ズバリ「ずば抜けたバリアフリーっぷり」です。

私の母は50代半ばから、病気のために体が不自由になり、現在要介護5、身体障がい者手帳1級の完全寝たきり生活です。
しかしながら、動けない、あまりしゃべらない、以外はまだまだ元気なので。
ときどき、家族旅行に行っています。
そして母はかなりの温泉好き。
病気のためあまり話しませんが、「温泉行きたい?」と聞くと「行きたい」と確固たる意志を感じる口調で返事がかえってきます。

というわけで、バリアフリー設備の整った温泉、をネットで検索。
娘二人がぴちぴちの20代だったころは、浴槽に抱えて入れたりもしていたのですが、ウン十代になった今、さすがに無理は禁物。
リフト浴施設のあるところ、で探していたのですが、関西はなかなかいいところがみつからず。
あちこち探して見つけたのがこちら

『浜坂温泉保養荘』

こちらのお風呂はもちろん温泉!
車椅子仕様(押して動かすことのできる)シャワーチェアー(写真は参考例です)が、リフトにもなり、吊り上げて浴槽へ出入りすることができるものでした。お部屋は介助が楽な和洋室。

「入浴用リフト ...」の画像検索結果

 

ということで、迷わず決定!
身体障がい者手帳を持っていると本人と介助者一名割引金額で利用できる、というのもうれしかったです(*^-^*)

私たちはこれだけの理由で予約しましたが、よくホームページを見るとかなりきめ細かいサービスが利用できるようです。
お食事内容も刻み食やミキサー食に対応していたり、従業員の方がヘルパーの資格を持っておられたりして頼りになりそうだったり。もし本格的な介助を頼みたかったら、別途ヘルパーさんを依頼することもできたり、と。

正直、ここまでいろいろなサービスがあるところは初めて見つけました。

そして行ってみての感想。

「保養荘」という名の通り、旅館のようなサービスは受けられませんが、その分周りの方も気さくで変に気を遣わなくていいのが私たちにはよかったです。
正直、介護状態が重度になってくると、食べこぼしたり、むせたり、と他のお客さんに気を遣わないといけなくて、今まで個室で食事ができるところを選んでいたのですが、今回は食堂でも気兼ねせず、食事を楽しむことができましたよ。
母も久しぶりの温泉に満足そうで、ごはんもたくさん食べました。やはり施設が充実してるせいか、私たち以外にも車いすの宿泊者の方もいらっしゃいました。

介護が楽だった分、帰りに出石に立ち寄りおそばを食べてちょっとぶらぶら、と余裕を持った旅ができました。

ということで、車いすの方で、そんなに豪華な旅館に行きたいわけじゃないけど、という方にはものすごくお勧めです。

「浜坂温泉保養荘」で検索!です。

私たちはお邪魔したのは11月初めの解禁直前だったので、食べられませんでしたが、今の時期はなんといってもカニ!だそうです。
なんでも浜坂漁港はズワイガニの水揚げ1位?とか?(不確かな情報のため?を2個付けました)

「浜坂温泉保養荘」の画像検索結果

私達も今度は是非この時期に行きたいです!

 

担当ーN